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2010年1月

2010年1月12日 (火)

センター試験第6問のグループ分けの問題の解法

センター試験第6問のグループ分けの問題は、「前の段落に含まれるか否か」でわかります。

例えば去年の問題。
(1)は「私が初めて大学に入ったとき、プロの通訳の叔母は私に新しい英英辞書をくれた」を出発点とする段落。英英辞書をもらってどう思ったかなどが書かれています。
(2)は「私が10歳で英語を学び始めたとき、私は出来る限り基本語彙を覚えたくて自分で簡単な英和辞書を作った」を出発点とする段落。この英和辞典がどう役立ったかとかが書かれています。
(3)は「高校では私はもっと多くの語彙を含むもっと長い文章を読まされた」を出発点とする段落。簡単な英和辞書では間に合わない高校では辞書をどうしたのか、が書かれています。
(4)は「プロの通訳で働いている人のためには、もっと専門的な英和辞書があります」を出発点とする段落。なのでそのプロ用の英和辞書の説明がされています。
(5)は「では、もし英和辞書が役立つなら、叔母は何故私に英英辞書をくれたのでしょう」を出発点とする段落。英英辞書をくれた理由をいろいろ考えてます。
(6)は「学習者用の英英辞書を使う事は私に別の重要な点で非常に役立った」を出発点とする段落です。この段落では、英英辞書を使って役立ったことの具体的説明がされています。
(7)は「私が一旦英英辞書に慣れると私は別の種類の英英辞書を見つけた。」を出発点とする段落。その英英辞典の説明がされています。「シソーラス」ですね。
(8)は「私が今悟っている事は、英和辞典も英英辞典も特有の使い方があり、どちらを選ぶのかは目標次第です。」を出発点とする段落です。英和辞典はこういう目的に、英英辞典はこういう目的に、と説明して文章をまとめています。

さて、(2)は英和について。(1)の英英には含まれませんね。なので(2)の前で切れます。
(3)は高校生の時の英和辞典。(2)も10歳の頃の英和辞典。含まれますね(同じ言葉が中心テーマですね。これを「含む」というと考えて下さい)
(3)は高校の頃の英和。(4)はプロの英和。これも「含まれ」ますね。
(4)はプロの英和。(5)は英英辞典を何故おばさんがくれたのかの考察。これは「含まれません」ね(違う言葉が中心テーマ)。なので (5)の前で切れます。
(6)は英英辞典の別の利点。(5)はおばさんが英英辞典をくれた理由の考察なので英英辞典の利点。なので同じ言葉が中心テーマなので「含まれ」ます。
(7)は別の種類の英英辞典。この英英辞典の利点が書かれているはずなので(6)の英英辞典の利点と同じ言葉(英英辞典の利点)が中心テーマ。なので含まれます。
(8)は英英辞典と英和辞典の各々の利点。(7)「別の英英辞典について」には含まれません。なので(8)の前で切れます。
こんな感じで考えてみて下さい。
これで必ず解答できます!!!
キーワードは「含まれるか否か」!!!!

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