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2017年7月

2017年7月30日 (日)

受験はどうあるべきか

私の大学受験時の志望校は以下の通りでした:

第1志望:上智大学外国語学部イスパニア語学科
第2志望:上智大学法学部国際関係法学科
第3志望:早稲田大学政経学部経済学科
第4志望:東京外国語大学外国語学部スペイン語学科
第5志望:青山学院大学国際政経学部国際経済学科

上智を早稲田より優先していることに今の受験生は驚かれるでしょうが‥
1983年当時は、私の感覚では早稲田がトップ、0.5ゲーム差で上智、さらに4ゲーム離れて慶応、というのが個人的な感覚でした。(当時の高校生の勝手な個人的な印象ですので慶応の関係者の方は何卒ご容赦ください。現在は慶応がトップ、0.5ゲーム差で早稲田、4ゲーム離れて上智というのが正直なところです。)

偏差値の点から見ても決して上智を優先することは当時は決しておかしなことではなかったと思います。(上智の同級生には早稲田・慶応を蹴って上智に入学した人も多かったですよ。英語学科には東大を蹴って入学した女性もいたとのことです。)

しかも当時の早稲田の英語の問題は今とは天地の差があるくらい容易な問題でした。
偏差値で75を切ることがない力をつけたのに、なぜこんな簡単な英語の問題を出す大学に入らなければならないのか、という気持ちが強くありました。
それに偏差値云々というより、早稲田で勉強したい専攻が当時はなかった、というのが一番強かった。

早稲田には今でも、高校野球で早稲田実業に点数が入った時に奏でられる「紺碧の空」には心躍るものがあります。(もちろん早稲田の校歌にも)
そのために高3の12月までは早稲田大学が第一志望だったのですが、やはり勉強したいことをするべきだと思い、上智を第一、第二志望に変更しました。(早稲田政経を始め、全ての大学でA判定をもらっていましたので、過去問をやれば全勝だったと思います。[学力があっても過去問をやらなければ合格は厳しい])
やはり勉強したいことが一番良いと思います。


夏期講習・オープンキャンパス等で色々と考えることが多いと思いますが、偏差値も参考にしつつも、ぜひ自分がやりたいことを優先されることをお勧めします。
私は語学を学んで来て良かったと思います。(非常に楽しかったし、脳の論理トレーニングになります。大手予備校の講師たちの丸暗記の姿勢には辟易としますが。丸暗記不要と言いつつ、根拠のないルールを覚えさせようとする。これこそが丸暗記ではないですか?「5秒おきに中断・再開できない動詞は進行形にできない」?なぜそういうルールになるのか?根拠は?ジーニアス英和辞典にはresemble「〜に似ている」は「推移を表す場合は可」との記述があるが、これをどうするのか?beもwearも「5秒おきに中断・再開できない動詞」だが進行形にできるがどうなっているのか??こういうことを書くと、暴力的にこれらの言葉を抑えようとする人間が出てくるのですが、「5秒おきに中断・再開できない動詞は進行形にできない」ことが正しいこと、なぜそうなるのかを説明していただければ土下座してでも謝罪しますので、反論がある方は正々堂々と反論してください。暴力的な手段で押さえ込もうというのはテロの発想です。 まぁ、何事も疑って、そして徹底的に調べて正しいかどうかを自分の頭で納得してから決定することです。英語の受験のプロは結構騙しのプロであることが多い。私のことも是非疑ってください。ただ、疑い始めたら必ず明確な根拠に基づいて結論を出してください。結論が出ない間は批判は控える。それが正しい態度です。)


私の受験は早稲田政経学部で終わりだったのですが(青学と東京外大は受験しませんでした)、終了のベルが鳴った時、顔を上げて頭に響いた言葉は「これでもう英語を勉強しなくていいんだ!」でした。
偏差値が70後半の英語という科目に対してどうしてこのように思ったのか。
当時は不思議な気持ちでした。
が、今はわかります。
英語教育が適切な言葉でされていないので、そのような教育環境から解放されることに安堵を覚えたのです。

例えば:
現在分詞、過去分詞は現在・過去と関係がありません。
現在完了進行形は、完了(すでに終わった)ではなく原則として現在も継続していて完了していません。
仮定法現在は、事実に反しているわけではないので「仮定法」という名称はおかしい。
日本の英語教育の現状は、パソコンの説明書きと同じでチンプンカンプンな的外れな用語ばかりです。
こういうデタラメな世界には近づきたくない、と心の奥底で感じていたのです。

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2017年7月19日 (水)

「仮定法の帰結節になぜ必ず助動詞の過去形が入るのか」

弊塾の「固定されたツイート」で「仮定法の帰結節になぜ必ず助動詞の過去形が入るのか」で間違ったツッコミを入れる方がおられるかもしれないので念のために書いておきます。
「万一雨が降ったら洗濯物取り込んでおいて」のようなIf shouldで帰結説にwillなどが入る場合があるではないかというツッコミです。

 


残念ですが、If shouldは仮定法ではありません。直説法です。

 

「万一雨が降ったら洗濯物取り込んでおいて」ですが、If it should rain, bring in the laundry.となります。

 

命令文の前提の条件は、実際に起こる可能性があります。

 

実際に起こる可能性があると話者が思っているのですから明らかに直説法です。

 


これを仮定法と思っている方は「法」(mood)の根本がわかっていらっしゃいません。

 

法を表す英語moodはmōd(=古英語「心」「勇気」「気分」)を語源としていることからもわかるように、「気分」「心的状態」なのです。

 

話者がその文章の内容に対してどう思っているかが「法」です。

 


「もし私が鳥なら飛べるのに」も実は直説法になり得ます。

 

頭が少々ぶっ飛んだ人が、「昨日さ〜、神様が来てね、今日1日いい子にしてたら俺を鳥にしてくれるんだって。明日もし鳥になってたらさ(=もし鳥なら)、君のところに飛んでいくからね」という時、「もし鳥なら君のところに飛んでいく」というのは話者がありうると思っていますから直説法になります。

 


レベルの低い講師は「私が鳥……な訳ないでしょう〜、ね!」と言って強要して来ます。

 

こういう人物は「法」がわかっていない。

 

こういう人間から教わって「法」は絶対に根本からはわかりません(受験レベルの表面的でいいならいいのかもしれませんが…。私は絶対にそれを選択しません。)。

 


世の中夏期講習の真っ只中。

 

仮定法の講義があったら、上記の点で皆さんが受講している講師の力試しができます。

 

お試しあれ。

 

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