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2018年4月 2日 (月)

偏差値20以上の上昇

昨年度2浪として入塾した医学部志望の男性は入塾時点で英語のみ偏差値38。(他は60後半で医学部レベルあり)

構文を取り、1文1文正確に読めれば文章全体がわかるようになる、という世の中の一般的な基準に基づく、某大手予備校の医学部コースに弊塾に入られる前は在籍していました。

1浪終了まで1回も偏差値が40を超えることなし。

しかし本人は真面目に、しかも恐ろしいほど正確に一流予備校講師とされる人間の授業を徹底的に勉強している……



本当に、1文1文正確に読めれば文章全体がわかるようになるというのがデタラメだというのを実感させられました。(長文は短文の集まりだから1文1文読めれば全文がわかる、作者の主張がわかるというのは全くのデタラメです。)



他に、ディスコースマーカーも部分的。

あれだけではダメ。

本当に日本の英語教育ではデタラメがまかり通っているのだな、と実感しました。



この彼は8月に偏差値53まで上昇(15のアップ!)。

その後も伸びて、1月の時点では医学部の過去問を解かせて、こちらの感覚(過去問の回答率から判断)では60前後まで伸びました。


ただ大阪医大(後期)の1次には合格できましたが、2次では不合格…

国立の医学部ではない理系学部に進学になりました。


この彼は偏差値が20以上伸びました。

弊塾の方法論・メソッドの効果性を証明できたと思っています。

初めの頃は、すぐに昔のやり方に戻る彼に「見る世界がすぐに狭くなる」等のキツイことをしょっちゅう言いました。

しかし正しい方法で努力し偏差値が1年で20以上上昇。


この彼を私は心から尊敬しています。
現役医師のお父様のご希望を叶えられず申し訳なく思っております。(偏差値が40を超えた程度でしばらく停滞していた時に弊塾においでになり、医学部時代に英語の医学論文を膨大に読まされた時にご自身で編み出した読解法が弊塾のメソッドと同じということで、弊塾の方法論で確かに間違いない、とのお言葉を頂き、信頼していただいておりましたが…。申し訳ありません)


私としては3浪すれば80%以上の確率で合格できると思いますが…
お父様(現役のお医者様)は2浪までと決めておられて、こういうことになりました。
やはり血が繋がっているご父兄様の判断はほぼ絶対と考えています(よほどおかしければ反論しますが)。


話のまとまりがなくなってしまいました。
要点は、この彼の頑張りを私は大いに評価しているということ、結果が全ての受験界においては誠に申し訳なかったということ、世の中の英語読解のメソッドはデタラメだ、の3つです。



弊塾ではこのような、偏差値が非常に上昇しても結果に至らぬこともあります。
この彼のためにも今後、一層の努力をさせていただく所存です。
N君も、今後は英語の力を落とさず一層の自信を持って素晴らしい人生を過ごしていただきたく思います。(頑張ったあなたは偉い!)

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