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2020年5月30日 (土)

NITE文書・翻訳

https://www.nite.go.jp/data/000109489.pdf

○次亜塩素酸水(電気分解で生成したもの)4 種について、2 機関での検証試験の中間結果は 以下のとおりであった。



➢  国立感染症研究所の検証試験において、酸性電解水7サンプルの結果は以下のとおりで あった(反応液におけるウイルス液とサンプル液の比率1:19)。

  •   微酸性電解水(実測値:pH5.0ACC* 49ppm)では、測定したすべての反応時間 において 99.9%以上の感染価減少が認められた。1 分及び 5 分においては 99.99% 以上の感染価減少であった。(* ACC:有効塩素濃度)

  •   一方、ACC 低値群の3サンプル(実測値:pH2.4ACC 19ppmpH2.9ACC 26ppmpH4.2ACC 24ppm ) においては、ほぼすべての反応時間において感染価減少率 は 99.9%未満であった。

  •   それ以外の3サンプル(実測値:pH2.5ACC40ppmpH4.3ACC43ppmpH4.9ACC 39ppm )については、現時点で感染価減少にかかる一定の傾向を捉えること は困難であった。

  • ➢  北里大の検証試験において、微酸性電解水4サンプル(pH5.0及びpH6.0ACC50ppm) にウイルス不活化効果は認められなかった(反応液におけるウイルス液とサンプル液の 比率1:9)。

 

 

 

国立感染症研究所ではウイルス液:サンプル液=1:19で、pH5.0、有効塩素濃度49ppm→不活化(ウイルス駆除)

北里大ではウイルス液:サンプル液=1:9で、pH5.0か6.0、有効塩素濃度50ppm→不活化せず(駆除できず)

……この食い違いのために今回は次亜塩素酸水の有効性が認められなかった(現時点で)。

 

上記のことを鑑みると、1:19とサンプル液が多い国立感染症研究所で不活化(ウイルス駆除)が出来たということは、潤沢に使う必要があるということか。(北里は1:9)

そうすれば駆除ができる。

しかしウイルス液:サンプル液=1:19の意味が素人には分かりません……(具体的にどれくらいの量なのか)

これを明確に、素人にわかるようにして頂きたい。

NITEさんの最終発表が6月中とのことですが、それが待たれます。(おそらく認められると私は見ています。国立感染症研究所が有効と判断した以上、一定の数値以上があれば有効なわけですし。有効塩素濃度、pH等で厳しい注文がついた上で認められる、と見ています。)

 

とりあえずはバシャバシャ使います。

 

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