過去分詞(?)の説明の前に体験授業の進捗状況です:
木曜14:30〜15:50のコマは体験授業が終了し、今入塾か否かのお返事をお待ちしているところです。
入塾されない場合はご返信は不要なので、体験授業が土曜だったので、次の金曜いっぱいのご返信が無ければ再度募集にかけます。
ただ入塾されない場合にもご返信を頂けるとのお話でしたので、その場合は早めの募集になります。
海外の大学卒業でも英語の長文読解がきちんと教えられるわけではありません。
真に論理的な思考が身につくのは弊塾のみ。
さておいでになるかどうか。
これ以外のコマも急に空く場合がございます。(コロナのせいで、業績が悪化し…みたいな場合もあり得ますし)
弊塾HP、ブログ、Twitterのチェックをお忘れなくお願いします。
TwitterよりもHPでまず先に募集をかけますので、Twitterでフォローしているから安心…というのは甘いかもしれません。
ぜひHPのチェックを最優先でお願い致します。
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過去分詞は英語でpast participleと言います。
”past”は、辞書によると「過去の、過ぎ去った;すぎたばかりの、最近の」(ジーニアス英和辞典)「〈時が〉過ぎた、〈出来事などが〉終わった;〈期間が〉過ぎたばかりの」(ランダムハウス英和大辞典)”having existed or taken place in a period before the present"(現在より前の期間に存在したことのある、ないしは起きたことのある)(Merririam-Webster)となっています。
弊塾はMerririam-Websterの定義に基づいて考えています(NHK朝ドラ「花子とアン」で主人公が使っていた辞書です。定義をよ〜く見てください。一切"past"「過去」という言葉を使っていません。これがポイントです。まぁ定義の中に定義される語を入れてはいけないとも言えるのですが)。
日本人は現在完了を理解していないので(どの文法書もダメです。日本人の英語にケチをつけまくる、有名な明治大学教授マーク・ピーターセン教授ですら「過去にあった『何か』が現在とつながっている」という説明をされていますが[マーク・ピーターセンの英文ライティング特別講義40]、過去という言葉を使っている限り現在完了を説明したことにはなりません。
過去は現在と逆です。
それが現在とつながっている…?時空がねじ曲がっているのでしょうか。
現在完了は、現在完了の文が表す今より前の内容と現在が基本的に同じ内容。
現在の逆である「過去」という言葉を説明に使った瞬間に全てが矛盾するのです。
(「現在」と「過去」は逆です。「現在完了」の内容と「現在」は基本的に同じです。)
”past”は「過去の」と短絡的に考えてしまいます。
しかし実はMerririam-Websterのように、「過去(=past)」という言葉を一切使わない定義が正解だと思います。
「今より前に起きたこと、且つ過去ではないこと」を表します。
「過去」は今とは逆という発想があります(「愛してたよ」=「愛してない」ですよね?)。
こういう「過去ではない、しかし今より前のこと」、これが現在完了のポイントです。
今より前のことを英語は2段階で考えています。今より前のことではあるが、過去[=現在と逆、主観的に遠いこと]ではない、というのが現在完了の考え方です。(なんのこっちゃ、という方、禅問等のように聞こえる方、まぁ現在完了が分かってませんわな。ぜひ頑張ってうちの塾に入りましょう。)
“past”は、「完了」を表しています。時間の概念である「過去」とか「現在」とか「未来」とは全く無関係です。
「何かが起きることが完了した」という様態、様子、どのような様であるか、を表しているのであって、時間は表していないのです。
「完了」なら過去形の文章の中はもちろん、未来形の文章の中でも使う事ができます。
「過去」だと……1つの文章の中で2つ時間が存在し混乱の元です。
述部の動詞が時制変化しているのですから、それ以外に時間は必要なく、述部が表す時制における「完了」とか「未完了」とかの様態が重要なのです。(「未完了」は大手予備校の人気講師の先生もちゃっかり使っているようです[『進行形は未完了を表す』のだそうです]。一言も挨拶はありませんが)
いずれにせよ、「過去」分詞という名前は最悪です。
時間と関係がないのに時間の名前で呼んでいるのですから誤解の素、諸悪の根源。
私が予備校講師の頃に現在形の文章なのに過去形で訳した生徒さんがいました。「え?なんで?現在形の文章じゃない」と一瞬思ったのですが(かなり時制に関しては判別は簡単な文章でした)、その文章の中には「過去分詞」が含まれていました……
当然この方の考え方は徹底して説明し、分詞と時間の概念は無関係と修正しましたが、同様に混乱している方は非常に多いと思います。
私が学んだ上智大学外国語学部イスパニア語学科では「完了分詞」と呼んでいました。弊塾ではさらに別名で呼んでいますが、いずれにせよ「過去」は絶対にダメ、「完了」が名前に含まれていなければ論外、というのが弊塾の見解です。(「過去分詞」も「現在分詞」同様に明治初期の速訳の弊害です。先人は、後世の我々が正しく直すことを期待していたと私は信じます。)
間違った名前で勉強しても、例えば東京大学でも皆さん受かっちゃうんですが……(自分は英語だけなら高3生の時に全国模試で偏差値75以下は取った事がないですし、自分自身でも東京大学に受かれると思いますが(英語だけは)、そういう成績の生徒でも「現在分詞」「過去分詞」と言われたまま覚えただけで全く見識がなかったなと反省しています。)
弊塾と無関係の他人様に強要する気はさらさらありません。
弊塾だけでも「現在分詞」「過去分詞」という誤った名前からは解放された世界で生きていこうと思います。
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