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2020年10月

2020年10月26日 (月)

スラッシュ・リーディング

スラッシュ・リーディングで英文を切る場所ですが、土曜日に動画の撮影をしていて、これとこれはまとめられるな、という箇所が2カ所あり、塾生さんたちに配っていたスラッシュの場所ですが、2箇所減らしたものを今週配布します。

 

スラッシュに関しては批判がありますがどれも全てがすべて頓珍漢。

愚かなものです。

 

日本語でも切れ目がある。

「わたしはきちじょうじでえいごをおしえています。」

 

「わた/しはきち/じょうじ/でえいご/をおし/えていま/す。」ではわかりません。

「わたしは/きちじょうじで/えいごを/おしえています。」でわかります。

 

日本語に切れ目があるように、英語にも切れ目があるのです。

しかも英語と日本語は構造が全く異なるので、どこで切るかの知識は非常に重要。

正確な意味の切れ目、意味の塊がわかる・わからないで英語の理解に雲泥の差が出るのは道理。(実際私は高3で偏差値75を下回ることはありませんでした)

 

それをわからず頓珍漢な批判をする、だから「愚か」なのです。

 

という自分も29歳の予備校講師時代(高田馬場)に父の母校・十日町高校の浪人生から「どこでスラッシュは切るのか」という明確な基準を聞かれて往生したのを覚えています。

授業で伝えていくから、技術をなんとか吸収してくれと苦しい説明でした。

当時の私は感覚的にはわかっていたが、言葉として伝えることができなかった……(今は明確になっています。反省して今と未来に頑張ることで父の後輩には許してもらえれば。。。)

 

しかしT進のWという講師のテキストにスラッシュが出ていたので見たのですが、ひどい…

例えば一例、主語と述語の間で切るのだそうな…

 

英語ではそこには意味の切れ目は原則ありません。

日本語は「〜は」「〜が」という格助詞があります。

ですから「わたしは/きちじょうじで」のように切ります。(主語の直後で切ることができます)

 

しかし英語は、例えばJohnだけでは主語なのか目的語なのかわかりません。

John isと動詞の前にあるから「主語」(〜は、〜が)、I know Johnのように動詞の後にあるから「目的語」(〜を、〜に)とわかります(正確には、動詞の直後にある主語と等しくない名詞なので目的語ですが)。

 

名詞を見ただけでは英語は「格」がわかりません。

John is〜とかI know Johnのようにもう少し大きな意味の塊で見て、その中での位置で「格」がわかる言語です。

ですから名詞の格が確定的にわかるように、日本語より意味の塊は大きく、スラッシュは原則として名詞の格が確定してから切ります(だからとかJohn/is〜のように主語の直後でスラッシュを入れるなんてのはとんでもない話です。絶対に間違いです。)。

 

Heのような代名詞なら格がわかるから切るのかというとそうではない。

Johnのような名詞で切ることがないので、それと同様に人称代名詞でも切ることはありません。

それに実際上、He / knows「彼は/知っている」ではなくHe knowsで意味の塊として見ることが十分にできます。

 

スラッシュは、子供が自転車を乗るのに補助輪付きの自転車で練習をする補助輪です。

慣れたら使わなくするのが目標です。

 

私は大学受験時点でもう切らずに済むようになっていましたが、おまじないのように切っていました。

大学入学以降は、専攻のスペイン語で非常に難解な文章の時にはスラッシュを入れましたが(難解=意味の塊が取れていない)、それ以外は英語でも一切引きませんでした。

 

補助輪の使い方さえも知らない、満足に使えない一般の塾・予備校さんの講師、そしてその生徒さんたちは可哀想な気もしますが、今後も弊塾は弊塾の生徒さんたちに正確な一生役立つ知識を徹底して伝えていきます。

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2020年10月14日 (水)

弊塾が入っている建物のエレベーターの使用に関して

弊塾が入っている建物のサンロードプラザダイアパレス吉祥寺ですが、エレベーターがかなり狭いです。

ですが、近くの全国展開の古本チェーン大型店の休憩室が6階にあったり、他の店舗の休憩室やテナントさんもあり、

またお住まいの方もいらっしゃいます。

さらにお住まいの方はご高齢の方が多い。

 

つきましては塾生さんには、エレベーターの定員は1名で、他に乗る方がいらしたらできれば7階で大変かもしれませんが階段をお使いいただきたく思います。(または乗ることを他の方に譲ってお一人で昇って来て頂きたい。到着に時間がかかりそうならLINEでご連絡いただければその分授業時間は後に延長いたします。)

 

 

塾長は、エレベーターをお待ちの方がいらっしゃたら速攻で階段に行きます。

エレベーターを待っているとき(私は必ず私一人の時のみエレベーターを待ちます)に、後ろにエレベーター待ちで人が並んだ時も必ず階段に行きます。

(後に並んだ方がご高齢の方なら喜んでなのですが、手ぶらの黒いポロシャツのアルバイトの若者だと正直、何考えてるの?なぜ手ぶらの若者が6Fまでエレベーターで、重い荷物を持った56歳が階段で7階まで昇るの??と思いつつも……それでも階段に行きます。黒いポロシャツの若者たちは下エレベーターで遭遇したのですが、エレベーターの中で平気で喋る喋る。マスクしててもそりゃねえよ、と思います。よほど後から蹴っ飛ばしてやろうかと思いましたが。)

 

 

エレベーターの中の換気率は、良い換気のものでも15%しか排出されないというデータも報告されています。https://news.yahoo.co.jp/articles/ac4a056e805534aad1935f0b57a6082805bf70a7

エレベーター内に飛沫を残さないよう、お若い方々には絶対にエレベーター内での会話は避けてもらいたいと思います。

ご高齢の方のためにも、若い方はエレベーターの使用に関しては注意をお願いいたします。(もちろん弊塾の建物だけではなく、どのエレベーターでも同様です)

 

 

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2020年10月 6日 (火)

家庭教師の講師募集

家庭教師の講師を随時募集しています。

人手不足です。(先週にお問い合わせいただいた方にも先ほどお断りのご返信を泣く泣くしたところです)

 

条件は:

・弊塾卒業生であること。(必須。塾長が予備校講師の時代の教え子さんでも不可。長文は予備校時代と原則同じですが、文法がかなり違う内容になっているためです。)

・10ヶ月以上の在籍であること。(10カ月未満の方は、テストをして弊塾家庭教師として十分な力を持っているか否か判断します)

・いわゆるGMARCH以上の大学合格者であること。(高校生2年に教える場合には早慶上智、ICU、国公立大、私立医学部以上)

・「池田塾長の教えている内容を正確に受講生さんたちに伝える」ことを必ず守ること。

・授業で教えた内容は必ず書いて生徒さんに渡す。授業の内容は写真に撮り、塾長に送信、のルールを必ず守ること。(池田英語塾で習った内容をそのまま教えるだけです。原則として自分で授業の組み立てをしてください。それをやっている中で、どういう手順で教えたらいいかわからない、ということならどうぞご質問を。自分で何も考えずに、「レジュメお願いします」等は……教えるとはなんぞやがわかっていません。なぜ卒業生のみを私が使うのか考えてくれれば、当然の帰結です。)

・中1中2中3時給2,200〜2,750円、中3受験3,300〜4,180円、高校生以上の場合は教える内容に従って個別に判断、自宅〜先方のお宅までの交通費全支給

 

最高給になったときには最後の写真は不要です。

(大丈夫だろうということで最高給にしています。

………ということは、最高給でない限り必ず授業内容の写真の送信は絶対のルールです。

 

「池田塾長の教えている内容を正確に受講生さんたちに伝える」ということでご父兄様は大学生を信頼してお金を払ってくださっています。

大学生のあなた方に払っているのではないのです[キツイ言い方ですが、実際はそうです]。

「塾長、どうせ見てね〜だろうな〜」ということで勝手な判断をしたら、その後一切仕事を回しません。[そういう講師のLINEのアカウントは即刻削除します]

 

大学生の家庭教師として高い給料を払っているつもりです。

いい加減な仕事は絶対に許しません。

ご父兄様が懸命に稼いだお金を頂くのです。

当然のことです。

 

そういう方とは私は一緒に仕事はしたくないので、そういう方とは一切の人間関係を断ちます。

クビだと連絡する気力さえ出ません。

この点は厳しく考えてください。大学生のいい加減な仕事は絶対にダメです。

 

……以上は相当極端な例ですので、普通に懸命に生徒さんのために脳を使ってください。

そうすれば問題はありません。

 

一生懸命やってくれた方には必ず報います。

今やってくれている大学4年生は4年間で少なくとも数百万払ったと思います。

頑張りには必ず報います。)

 

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