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2023年9月10日 (日)

分詞構文が……「形容詞句」?

以前、自分の教え子の上智英文科に入学した生徒さんから聞いた話。

上智大英文科は分詞構文を「副詞句」と考え、上智大外英が「形容詞句」と考えている、のだそう。(20年前。今は不明)

さて考えてみましょう。([1]多数決、[2]池田が自分の頭で考えます)

 

[1]多数決をまずは取ります。(もちろん多数決が絶対ではありません)

 

日本の一般的な文法書がなんと言っているのか。(ケンブリッジとかは時間がなく……。後日検証します。)

「英文法解説」(江川泰一郎著 金子書房)

「Evergreen」(いいずな書店)

「ロイヤル英文法」(旺文社)

「チャート式新総合英語」(数研出版)

「総解英文法」(美誠社)

「新自修英文典」(研究社)

「真・英文法大全」(KADOKAWA)

で調べてみたが、「英文法解説」(江川泰一郎著 金子書房)だけは明言を避けていたが他は全て副詞句。「英文法解説」も例文を見る限り副詞節との書き換えをしているので副詞句という意識のようだ。

私が支持する「副詞句」は圧倒的多数派、というより、100%。

 

[2]多数決で決めるのではなく(学問として失格というのが個人的見解)、論理的に考えると、、、

分詞構文の位置は、形容詞の位置に置かれてない(形容詞は限定用法か叙述用法。前者はa tall manのように名詞にくっついて名詞を限定する。叙述用法とはCになる用法。He is tall. I think her intelligent.のように。分詞構文はそれらの位置ではない。)

英語は屈折を捨てて、位置で機能を現す言語。

位置を重視する言語になったことを考えると、位置は重要な品詞の判断要素。

分詞構文が形容詞と考えるのは非常に辛いのではないか。

……こういうことを踏まえて副詞句であるとも考えています。

 

今回なら分詞構文ですが…形容詞句は少数派。

理論的根拠がわからないが……

分詞構文の置かれる位置が形容詞の位置ではないので、厳しいのではないか。

 

 

 

ofに関しても復習。

確かにofは「属格」であり、「所有」以外の意味も持つ。

しかし、「所有」の意味を表しているときは「所有格」と同意と考えることができる。

of〜が「所有」の意味も持つことは、Norman Conquest以降のフランス語の流入と影響を考えれば、英語のof〜にあたるde〜しか所有を現すことができないフランス語の影響で、所有格はmyなどとof〜が並立していた。

of〜が「属格」ではあるが、「属格」の機能に所有の意味が含まれることは明白。

of〜が「所有」の意味合いで使われていれば「所有格」と同意。

 

myやhisが所有格だ、of〜は属格だ、だからwhoseは所有格だが、of whichは所有格ではない、というのは「属格」という言葉が「所有格」ではない、だから違うのだ、と言っているのと同じ。

「属格」にはlove of mothers「母の愛」(主語的属格)、love of mothers「母への愛」(目的格的属格)など様々ある。

その中でof whichのofは「所有」の属格を表している。

このときはwhoseとof whichは同意であり、所有格の関係代名詞はwhoseとof whichである。

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