« 冬期講習案内&空席情報[10/25/2023] | トップページ | 英語の世界@日本 »

2023年10月30日 (月)

2023年共テ第6問B解説動画&文法動画

共テ第6問Bは動画はとっくに仕上がっているのですが、全訳をしている時間がなく……

そろそろ全訳に移りますので、まもなく公開です。

 

文法の動画もあげようと思います。

無料でYouTubeなどとはしません。

無料のYouTubeを見ていると、非常に悲しくなります。

 

間違った内容に対して見ている人たちが「わかりやすいです!」…

だからあなたたちは語学で苦労しているのです。

間違っていることに気づけないのですから、結果として騙されているのですから。

 

全国的に優秀なことで有名な人物の動画で、うちの生徒さんから報告がありました(鯨構文)

その前にまずは正解から:

A whale is no more a fish than a horse is (a fish).は、A whale is a fish「鯨が魚だ」なんてさ、a horse is (a fish)「馬が魚だ」、より(=than)まさった(=more)差がゼロ(=no)だ、です。

これを総合しましょう。

 

「鯨が魚だなんてさ、馬が魚だ、というのと同じことだぜ」ですね。

 

thanの後ろが肯定文なので、肯定文と肯定文を比較しているとわかります。(比較される二者は同種類なので)

「君にお金を貸すのは、ドブに捨てるのと同じだ」と同じように、肯定文を使うから否定のニュアンスが強くなるのです。

 

noが否定でmoreが肯定。

だから全体が否定になる、ということを、その有名人の動画が言っているのを、うちの生徒さんが指摘してくれたので見たのですが、、、

 

上の肯定で訳した文(鯨が魚だなんて、馬が魚だっていうのと同じことだぜ)で感じる「否定」のニュアンスがno moreの否定のニュアンスです。

 

ここからその動画の愚かな筋道を書きます。(以下のように言ってました。そしてそれに対して見た方々は「わかりやすい」のだそうです……悲しくなるわ、本当に)

 

noが否定でmoreが肯定。

だから全体が否定のニュアンスになる。(ここまでは池田塾長も特に文句なし)

 

だからA whale is no more a fishは「鯨は魚じゃない」(え?)

thanの後ろも「全体が否定のニュアンス」なのだから否定で訳して「馬が魚でない」(は??)

no more は「同じ」なので、「鯨が魚でないのは、馬が魚でないのと同じだ」となる。。。。のだそうです(sigh…完全に間違いです)

 

I do not think that it will rain.

この文に上の論理を当てはめます。

doは肯定、notは否定だから全体として否定のニュアンスになります。(「私は雨が降るとは思わない」。確かに否定です)

 

鯨構文で、than以下を否定で訳して良いらしいので(「馬が魚でない」のように)、ならばthatの後ろも否定文で訳していいわけで、「私は思わない/雨が降らないと」……あれ?おかしくないですか?

 

notはI think を否定しているだけです。thatという接続詞を超えて否定はできません。

notは一つだけです。

2回訳して良いわけないですよね。

 

thanも接続詞です。

no moreはthanを超えて否定のニュアンスをthan以下に影響を及ぼすことは出来ません。

同じ構造の文章(SV従属接続詞S'V')に同じ論理を適用しただけです。

 

また単純なことなのですが、noはmore「より多い」「よりまさっている」を否定(差がゼロ)とmoreのみを否定しています。

A whale is a fishを否定していません。

 

比較される二者は同種類です。

The population of China is larger than Japan.

は、The population of China「中国の人口」とJapan「日本」を比べているので、規範文法では誤りです。

 

The population of China is larger than that of Japan.ならThe population of China「中国の人口」とthat of Japan「日本のそれ(=人口)」を比べているので、正解です。

thanの後ろを見てください。

that of Japan「日本のそれ(=人口)」です。

「日本の人口」とそれに相当するものを比べているとわかります。

 

鯨構文に行きましょう。

thanの後ろはなんですか?

a horse is a fishです。

 

a horse is a fishは肯定文です。

thanの前の肯定文と比べているのです。

だから「鯨が魚だというのは馬が魚だというのと同じだ」となるのです。

 

「鯨が魚でないのは馬が魚でないのと同じだ」は誰がなんと言おうと間違いです。

東京大学理科三類だとみなさんビビるみたいですが、筑駒でて東大理三に入っても、この間違いを正解とすることは出来ません。(その動画は神奈川の進学校から東大理三で、在学中に司法試験とかも受かったという優秀な方でしたが、それでもこのミスに気づかない。新潟県立長岡高校を出て上智大学イスパニア語学科の方が語学では優秀なようです。私にはお茶の水女子大附属を卒業して現役で東大理三に入った女性が友人でいますが、やはり知らないことは知らないのです。駿台の東大模試で、英国数理社で全科目全国2〜5位、総合で全国1位。共通一次で1000点満点で990点以上とった人物です。おそらくこの年の東大主席合格。この彼女は違いますが、東大理三の学生さんは、教え込まれたことをアウトプットするのは得意ですが、少なくとも語学に関して創造的な発想をすることは苦手のようです。理三の友人からは私は創造的なので尊敬する、などと言ってもらえました。ありがとうございます。)

 

脱線しました。

文法の動画をタダで出すわけには行きません。

金を払ってください。

 

こちらも苦労をしています。

 

ただ池田英語塾は長文の塾。

文法はお安くしておきます。

 

長文は正規のオンライン授業の金額に則った料金です。

70分11,000円(税込)なので、30分の長文の動画なら、11,000➗70(これで1分あたりの金額が出る。157.142857円)✖️30=4,714円です(質問不可バージョンは30%OFFで3,300円)

 

文法はこの半額で行きます。

30分なら2,357円(質問不可バージョンは1649円)です。

多分、1つ10分程度になりますので、1つの講座が1,000円を切ることになります。

 

池田英語塾は、市販のどの参考書より上の内容で教えています。

asなんてどの参考書もお粗末。(池田英語塾のasはこんな感じ→asについてQ&A)

 

あまりに差があるので、無料は勘弁してください。

バカみたいじゃないですか。

もう他の参考書が不要な、正確な内容には金を払ってください。

 

損はさせません。

 

あ、ハッシュタグで「鯨構文を否定で訳すのは絶対に間違い」という「絶対に」に反応する方がいらっしゃるかもしれません。

「絶対なんておかしい!」というように。

 

それもまた不思議な話です。

「絶対なんてない」と「絶対に」思っていませんか。

それにぜひ、鯨構文なら池田英語塾の論理展開を熟読してください。

 

論理的に破綻はありますか?

同様に否定で訳すことの論理展開は如何でしょうか。

 

このことを踏まえると私には「絶対」という強う言葉を使うことに一切の躊躇はありません。

できればぜひ私の味方になってください。

英語なら東大理科三類より上智大学外国語学部イスパニア語学科です。(英語で有名な鳥飼玖美子さんもイスパニア語学科ご卒業、私の大先輩です)

|

« 冬期講習案内&空席情報[10/25/2023] | トップページ | 英語の世界@日本 »