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2024年3月 2日 (土)

「進行形」とは

He is running.「彼は(He)〜だ(is)」runningは「走る」の現在分詞。これで「彼は走っているところだ」という意味になります。「彼が走る」という動作が進行している、真っ最中である、という意味を表します。

 

He was running.「彼は(He)〜だった(was)」runningは「走る」の現在分詞。これで「彼は走っているところだった」という意味になります。「彼が走る」という動作が進行していた、真っ最中だった、という意味を表します。

 

現在分詞という用語から、「〜しているところだ」という進行のニュアンスは感じ取れないので、上を丸暗記することになります。

「am(are,is)+現在分詞は現在進行形。「〜しているところだ」を表す。

「was(were)+現在分詞は過去進行形。「〜しているところだった」を表す。

 

ご苦労様です。

お勧めできません。

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「未完了」という英語の世界では聞きなれない言葉を利用してください。

「一旦〜してまだ完了していない」「一旦〜し始めてまだ完了していない」ことを表します。

 

「途中」みたいな中途半端な言葉ではありません。

完了形というものがあります。

その対になっている概念です。

「途中」では「完了」の対比の概念にはなりません。

 

さて本題。

He is running.「彼は(He)〜だ(is)」runningは「走る」の未完了能動分詞。

→「彼が(He)走る(run)」ということが、未完了(running)(一旦走って、まだ終わっていない)「〜だ(is)」→「彼は走っているところだ」「彼は走っている真っ最中だ」という意味になります。

He was running.「彼は(He)〜だった(was)」runningは「走る」の未完了能動分詞。

→「彼が(He)走る(run)」ということが、未完了(running)(一旦走って、まだ終わっていない)「〜だった(was)」→「彼は走っているところだった」「彼は走っている真っ最中だった」という意味になります。



まとめると:

「am(are,is)+未完了能動分詞は現在未完了形。「〜しているところだ」を表す。」

「was(were)+未完了能動分詞は過去未完了形。「〜しているところだった」を表す。」

 

現在分詞ではなく、未完了能動分詞でぜひ考えてみてください。

用語を覚える事が、文法の内容を理解することに直結します(現在分詞では無理です)。

 

 

未完了能動分詞という用語を覚えて、未完了が「一旦〜してまだ終わっていない」という様態を表すことを覚えていてください。

これでいわゆる「現在進行形」「過去進行形」が正確に理解できてしまいます。(それぞれ「現在未完了形」「過去未完了形」と池田英語塾では呼んでいます。)

 

「現在分詞」「過去分詞」「現在進行形」「過去進行形」は中身を適切に表した言葉ではないのです(適切ならば、現在分詞という用語で「現在進行形」「過去進行形」という用語が理解できるはずです。不適切なので理解できないのです。丸暗記になる訳です。本当にお疲れ様です。文科省、大手予備校、大学教授たち[上智イスパを除く]に騙されないようにしましょう。)

後述:

未完了で覚えておくと、いわゆる「進行形にできない動詞」も丸暗記せずに判別がつきます。

runは「一旦走ってまだ終わっていない」→「走っているところだ」「走っている真っ最中だ」

studyは「いったん勉強を始めてまだ終わっていない」→「勉強しているところだ」「勉強している真っ最中だ」

意味がわかるので未完了形にできる動詞です。

 

knowは「一旦知ってまだ終わっていない」→………

意味がわからない、不自然なので未完了形に出来ない動詞です。

 

resembleは「一旦〜に似てまだ終わっていない」

原則として意味不明なので本来なら未完了形にできない動詞ですが…

「彼は段々お父さんに似てきている」He is gradually resembling his father.なら、不自然に感じるネイティヴもいますが許容するネイティヴも多いです。

上記の日本語は「一旦お父さんに似てまだ終わっていない」という「未完了」の考え方に合致するからです。

 

未完了は完璧です!

内容を表しているので判別もできるのです。

「進行」「現在分詞」では無理なのです。

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